高橋芳文を知る方々の声

竹村教授のコメント

人々が幸せな気持になるような看板

「商店の看板は、人々の注目を引くためのマーケティング実務上の役割があるだけでなく、商店を取り巻く地域の人々への公共的なコミュニケーションの役割も本来はあると思います。
高橋社長が「お店に「明るい」、「楽しい」、「面白い」、「元気」な雰囲気をつくります」と主張されていることは、その点においても大変意義深いことだと思います。これからも人々が幸せな気持になるような看板を作っていただければ幸甚です。」

このようなコメントを早稲田大学文学学術院の竹村教授よりいただきました。

ひととお店の間に情を通す看板をつくっています

竹村教授は、同大学意思決定研究所所長でもあり、専門は、社会心理学、意思決定論、消費者行動論です。著書には、『行動意思決定論~経済行動の心理学』、『意思決定の心理』、『消費行動の社会心理学』、『社会心理学の新しいかたち』などがあります。

先日、竹村教授の研究室を訪れ、弊社でつくっているエンタメ看板は、世の中に新しい価値を提供しうるものか、ということをテーマにレクチャーを受けてきました。
私たちの会社では、ひととお店の間に情を通す看板をつくっていますが、少し芸術性のある弊社の看板を竹村教授曰く、「これからは、こういう情報の出し方が重要になってくる」と喝破されました。

これからの時代どういったコミュニケーションがより求められてくるのでしょうか

20世紀、「ウチのお店はいいお店ですよ」、「ウチの商品はいい商品ですよ」という看板広告が街中には氾濫して、看板≒醜悪なもので、街の景観を壊すものだ、というのが一般的でした。それでも企業は、自社の社名や商品を目立たせるために、あっちにも広告、こっちにも広告、そんな時代だったのです。

しかし、モノ余りの成熟社会においては、広告の在り方にも変化が必要です。そして、どうやら時代の変化によりひとの価値観も変わりつつあるようです。ここでまた竹村教授のお言葉ですが、「そもそも、ひとは経済合理性だけでは動きません。極端な話ですが、経済合理性だけを求めていれば、商店が商品を買ってくれたお客様にあいさつしなくてもよいのです。
でも、普通はあいさつをするでしょう。なぜ、あいさつをするのでしょうか。社会においては、コミュニケーションが必要なのです。では、これからの時代どういったコミュニケーションがより求められてくるのでしょうか。」ということです。

情報コミュニケーションがより重要になってくる

サインの観点から言えば、サインデザインの大家である赤瀬達三氏がサインシステムの公共空間に見られる表示情報を、宣伝・勧誘・案内・気遣い・規制の5つにわけていますが商業店舗においてこれからは、気遣い・親切心の表示といった情報コミュニケーションがより重要になってくると筆者(高橋)は思います。

竹村教授も言われていますが、経営者には徳が必要です。これは、孔子の時代から言われていることですが、これからの時代より徳治性が求められるようになるのです。

親切心や徳治性を持つ店がより多くの人に支持される時代になる

  • 私たちの会社では、図のようなトイレ貸します、というステッカーなどもつくっていますが、これは「経営者のための看板サイン」ではなく「消費者のための看板サイン」です。

    これからは、このような親切心や徳治性を持つ店がより多くの人に支持される時代になるのです。さらに、キーワードは、“遊び心”。
    弊社でつくるエンタメ看板は、口コミ→相互作用→話題性が高いという特徴があげられます。

    筆者(高橋)も社会心理学、意思決定論、消費者行動論をより深く学び、看板づくりに役立てていきたいと思います。

    竹村先生、これからもどうぞ、よろしくお願い致します。

  • サイン

「その街の風景として溶け込み、住民に愛される看板、しかも、お店が繁盛する」

日本経営合理化協会 プロデューサー 坂上公太こんなことを真剣に考えているサイン屋さんは、おそらく高橋さん以外はいないんじゃないかな。
高橋さんを通して、小さな個店やサロン、個性で勝負するお店は、ハデハデ・電飾バリバリ・街の景観を汚すチェーン店のような看板ではなく、お店の個性を表現した「シンボリックな看板」や「あたかも、昔からそこにあったような温かい看板」が実は一番かっこ良く、商売にもプラスになるということを教えていただきました。
僕自身も、そういう看板が付いているお店って素敵だなって思うし、そう思っているお客さまって沢山いると思うんですよね。高橋さんの提案する看板は、これからのスタンダードになるんじゃないかなと思うんです。

日本経営合理化協会 プロデューサー 坂上公太
これから何をしてくれるのか、ほんとうに楽しみにしてます!

公認会計士 豊田 基嗣高橋さんは、生まれつきのものだと思うんだけど、ほんとクリエイター気質の強い人だと思う。
ときおり、例のあのウルトラハイスピードで、今自分が何を感じ、何を考え、これから何をしようとしているか、預言者か詩人のように確信に満ちて語ってくれるんですが、(そんな時は、高橋さんが看板屋の社長さんだとはとても思えません。)実は、僕はその時はいったい全体何についての話なのかわからない時もしばしばです…。
ところが、半年とか一年たった後で、当時はバラバラに見えた高橋さんの一連のことばと行動が、まるでジグゾーパズルのピースをはめ込んだように、「あっ、そういうことだったのか!!」とはじめてわかったりすることがあります。
何より面白いのは、本人だって最初から全体を緻密に設計して行動しているわけでもなさそうなところです。
(それは、高橋さんが只の演劇ファンを超えた演劇通であり、戯曲を書く訓練までしていることと関係あるのかもしれないし、関係ないのかもしれません。)
一方で、二人で飲みに行ったりすると、むしろ寡黙になってロースピードで自分が取り付けた看板とそのお店に対する思い、会社と社員に対する思いを、訥々と語ってくれたりします。そんな時は、本当に社員を愛する実直な看板屋の社長さんなんだなぁ、とあらためて思ったりします。
僕はウルトラハイスピードバージョン、寡黙バージョンのどちらの高橋さんも大好きだし、これから何をしてくれるのか、ほんとうに楽しみにしてます!

公認会計士 豊田 基嗣
高橋芳文は、私にとって本当にメンターなのです。

株式会社レイライン 代表取締役 小松 みゆき法政大学大学院で初めて高橋さんと出会った時のことを鮮明に覚えている。
【日本で一番大切にしたい会社】の著作で有名な坂本光司ゼミでの一幕。
皆が自己紹介をする中、高橋さんは立て板に水のごとく、自身の看板へかける思い看板が町に与える影響等を語り続け、大学院で自分は何を学び、何を得たいと思っているのかと早口にまくりたてると最後に一言、で明日からアメリカへ勉強にいくので暫くおやすみします。と言い残し、準備があるからと教室をでていった。
教授からは、彼は本も出版し、世界を相手に仕事をしている人間だから・・といったコメントがあった。強烈な印象をのこしながらも、しばしゼミに顔もださなかった人。
が・・なぜか私がなにかに迷っていると現れるんだなあ、目の前に・・・
そして、いつもなぞの言葉をささやくのだ。「それ、勉強にいったほうがいいよ。人生変えるよ。」「ねえねえ、今度こんなことしようとおもうのだけど一緒にやろう!」
おいおい、なんで私なんだと思いながら、高橋さんにのせられ、騙され(笑)いつのまにか、本当に信じられない人との出会いやネットワークの輪に私を導いてくれた。
高橋さんはとても自信に満ちて、まるで人生、何の苦労していないようにみえるけれど沢山の修羅場も超えて今がある。だからこそ、人の苦しみや痛みがわかり、顧客に真摯にとりくんで一緒に頑張ってくれるやさしさを持っているのだと思う。
相談事を持ちかけると真剣に受け止め、かならず解決策をみちびいてくれる。
それは多くの場合、ご自身ではなく、自分のネットワークのだれかだ。
高橋さんの友達だから、高橋さんと同じに関わってくれるそんな方をおしげもなく紹介してくれる。そんな高橋さんは、単に看板屋さん・・などという域はこえている。
一見、何のつながりもない業種のようだが会社の経営者という立場は同じ、高橋さんのスタッフに対する思い、事業にかける思い、向学心、すべてに学ばせて頂き今の私がいる。
高橋芳文は、私にとって本当にメンターなのです。
一度聞いてみました。「なんで、いろいろ気にかけてくれるの?」すると一言
「苦労していそうだったから」・・・おいおい、そりゃないぜ!

株式会社レイライン 代表取締役 小松 みゆき
長期連載の取材を通じて伝わる高橋さんのスピード感。そしてテンポ。そこに凄みを感じます。

理美容経営企画室室長 関口和彦前職の理美容教育出版株式会社に在籍していた頃は、月刊サロンオーナーの連載企画でご協力いただきました。
同誌は理容室や美容室の経営者向け雑誌で、ヘアサロンの外観に対するアドバイスを、かれこれ3年位でしょうか紹介していました。高橋さんのことですから、お気付きになっていたと思います。複数回分の取材を一挙に行なえば効率は良いのですが、個人的に高橋さんとの雑談が好きで、意図的に毎月取材させてもらう流れにしていました(笑)。
毎回15分から長くても30分。午前9時15分と言う状況がほとんどで「ハイ! 今月はこの外観です」と当日になってお題を提出し「う~ん」と考える高橋さん。そのような過酷な条件下でも、毎回2~3分程度でアドバイスをいただくそのスピード感に対して凄みを感じております。
また、退職後に立ち上げた理美容経営企画室の活動に対しても多々お気遣いいただき、只今、興和サイン広報部と言うフェイスブックページの更新をお手伝いしています。そこでは、私が投稿した街中の看板写真に対して高橋さんがコメントを入れる繰り返しですが、これもまた密かな楽しみの一つでもあります。どんな感じで切り返すのかなってね。テンポの良さとスピード感。そして奥深い高橋さんのお話は、もっともっと多くの方々に聞いてもらいたいです。

理美容経営企画室室長 関口和彦