業種別サインデザイン

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さまざまな業種の看板、ロゴ、サイン

「歯科医院」のデザイン 「美容室」のデザイン 「不動産」のデザイン 「整骨・整体」のデザイン 「飲食店」のデザイン 「学習塾」のデザイン

 サインデザインでは、業種ごとにデザインの傾向をチャートにまとめて分類しています。
ここでは、代表的な業種として、飲食店、美容室、不動産、歯科医院、整骨院・整体院、学習塾をとりあげます。
ここから先の「サインデザインのこだわり」の文章に関しては、興和サインのデザイナーの矢島大輔の文責により、チャート分類表の一部を披露しつつ、サインデザイナーがデザインするときに考えていることをまとめました。(高橋芳文)

サインデザインのこだわり

サインデザインのこだわり

 サインをデザインする際に重要なことは、お店の方の商売に対する想いをお聞きする事だと考えます。
こだわりはあるか? お店のウリは? ターゲットは誰なのか? どんなお店にしたいのか?など。
想いをお聞きしてからでなければ、そのお店の「顔となる看板」をデザインすることはできません。
デザインナーが勝手にデザインした看板は、お店の想いが現れないからです。
実際にデザインする為には、色々な要素が必要になります。
カラーリング、書体、形、雰囲気、素材。
オレンジなどの暖色系をメインカラーに使う場合と、グリーンなどの寒色系をメインに使う場合ではお店のイメージが大きく変化します。
角ゴシックを使うか、丸ゴシックを使うかでも大きく雰囲気が変わります。
また、看板に使用する素材も、大量生産のプラスチックを使う場合と、素材感のあるステンレスや一枚板の木を使う場合では、人に与える印象が大きく違います。
これらがうまく掛け合わさり、デザインが完成します。
この要素に少しずつ「お客様の想い」を混ぜ込んでいく事で、お店独自の想いが入ったデザインが完成します。

「歯科医院」のデザイン

「歯科医院」のデザイン

 医院オリジナルのキャラクターを使って、子供向けに楽しげで親しみやすいデザインでまとめる事が多い。
カラーリングは、暖色系のオレンジ、クリーム、ピンクなど。
書体は角の取れた丸ゴシック系で「安心」「優しい」イメージを強調する。
また「誠実・信頼・清潔」などをコンセプトにしている医院は、ステンレスなどの「素材の高級感や重厚感」を利用していく場合もある。カラーリング は寒色系の紺、白、青など。

「美容室」のデザイン

「美容室」のデザイン

 ターゲットが男性か女性かにより、打ち出してくカラーやヴィジュアルが変化する。
女性がターゲットの場合は、暖色系の配色を使用する場合が多く、男性がターゲットの場合は、茶色や紺、グレーなどのトーンを落としたカラーリングを使う場合が多い。
コンセプトがしっかりとある店舗は、その雰囲気をしっかりと作り込み、無い場合には、メニューなどの情報をきちんと表記する。

「不動産」のデザイン

「不動産」のデザイン

 店舗のイメージカラーが確立している場合が多いため、そのイメージカラーを活かしたサイン作りが重要。
メームバリューのある店舗は店名だけを打ち出す場合が多く、知名度の低い店舗では、サービス内容を整理して大きく打ち出す場合が多い。

「整骨・整体」のデザイン

「整骨・整体」のデザイン

 デザインの方向性は2パターン。
一つは、暖色系のオレンジやクリームをコンセプトカラーとして使い、暖かさや親しみやすさを打ち出すデザイン。
もう一つは寒色系のグリーンやブルーをコンセプトカラーとして使い、精神安定や植物などから受ける安らぎを打ち出すデザイン。
どちらもターゲット層は、30~50代の社会人が多いため、書体や雰囲気はシンプルでお洒落にまとめる場合が多い。
またターゲットが高齢者の場合は、大きめの書体で分かりやすくまとめる。
共通している所は、「安心して入店できる雰囲気作り」が大切であるという事。
専門用語や怪しいなと感じる表現は控える。

「飲食店」のデザイン

「飲食店」のデザイン

 どこの国の料理を提供するかにより、サインのカラーリングや書体が変化する。
カラーは、食欲を増進させる暖色系を使用するパターンか、渋みのある茶色や黒などを基調にする場合も多い。
書体は、他店との差別化の為、オリジナルのロゴやマーク、手描きの筆文字を希望する店舗が多い。
看板自体は既製品サインではなく、素材や形にこだわり制作する店舗が多い。
店内の雰囲気と、サインの雰囲気の統一化も重要な要素。
看板を見て、雰囲気がいいなと思い入店したら、店内の雰囲気がまったく違ったという事はNG。

「学習塾」のデザイン

「学習塾」のデザイン

 「誰に対して情報を発信するか」で、デザインの方向性が大きく変わる業種です。
ターゲットを塾に通う「子供」に設定する場合は、イラストや造形サインなどを使用し「そこの塾に行くと面白そうだな」「楽しそうな塾だな」と思わせる事が大切。
ターゲットを塾に通わせる「両親」に設定する場合には、文字情報などで情報を整理して出し「きちんと勉強を教えてくれそう」「安心して子供を預けることができそう」などの
雰囲気を表現する事が必要になる。
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