入善町中央公園様の屋内多目的施設のトリック3Dアート製作

 

富山県入善町にある入善町中央公園様に新しく7月にオープンした屋内多目的施設「わくわくドーム」内にて、トリック3Dアートのデザインをさせていただきました。

参考URL
中日新聞「スポーツ、遊び 天候問わず 入善「わくわくドーム」完成」

トリック3Dアートは全部で7点製作しました。

 

一番上に掲載した入善町のゆるキャラジャンボール、イルカ、アザラシ、うさぎと入善町の特産品であり、町の花でもあるチューリップ、キリンのトリック3Dアートと誘導用の矢印の錯視サイン2種類を製作いたしました。

開館に合わせてトリック3Dアートを製作させていただいたため、壁面に開ける穴位置や使用するメディアの選定等もご相談いただきつつ弊社の方で決めさせていただきました。

 

製作前にまずはご提案

年始頃にお問い合わせをいただき、まずはデザインイメージのご提案から進めさせていただきました。

動物や花を用いたトリック3Dアートにしたいとお問い合わせの段階でお聞きしていたのと、サイズ等も大まかにご指示があったため具体的なイメージを当初からご提案させていただいておりました。

壁面一面のみで表現する場合、影の付け方や窓フレームの活用により立体感をださせるように作ります。

うさぎのデザインのような2面以上の面をつかってトリック3Dアートを作る場合は、より絵の中に入っているようなイメージを作ることが可能です。

ラフイメージのご提案でOKをいただきましたので、ここから本格的に3Dソフトでのデザイン製作に入ります。

 

リアリティを出してより立体感を

3Dデータでもラフの配置等は行なって確認をしながら進めていきます。

今回は入善町の役場の方々から「施設の目玉なので力を入れて製作したい!」といただいておりましたので、細かい修正等もたくさん行いました。

弊社では基本的にフォトスポットとしての活用でトリック3Dアートを製作しているため、カメラをかざした状態が完全体になるようにデータを製作しております。

しかし、今回の床面のもののみは肉眼での見え方を優先するという形でしたので、3Dソフトで計算して歪ませるのではなく、手作業で形を歪ませ原寸サンプルを作り、そこからまた微調整を加えるという形で肉眼でも見えやすいように調整をしていきました。

こうして完成したデータを実際に出力して貼っていきます。

今回は現場が富山と遠方だったため、弊社では出力シートの製作までを行い現場作業はご依頼いただいた会社様の方で行なっていただきました。

トリック3Dアートは人がいることで開花する!


製作したトリック3Dアートで遊ぶ子供達のお写真をいただきました。

*入善町役場様、お子様ならびに親御様から掲載許可をいただいているお写真です。


トリック3Dアートは一緒に写ってくれる、遊んでくれる人々の存在がいることで魅力が何倍にも膨れ上がります。

お子様方の楽しんでくれている姿や表情を見ると、
多目的施設の顔の一つとしてこれからも愛されるようなトリック3Dアートを製作することができたと感じることができます。

興和サインでは、建設段階の建築物や商業施設に設置するトリック3Dアートならびに看板製作もご対応いたします。

壁面の素材や使用するメディアについてなどもご一緒に打ち合わせが可能ですので、トリック3Dアートをつけたいけれどどんな条件があるのかわからない、建物がないとデザインが進められないのではないかというお悩みがある場合もお気軽にご相談いただければと思います。

 

デザイン進行担当:浦田