看板に入れる情報 その2

前回のブログの続きになります。
「代表的看板にどのような情報をいれるか」をまとめます。
●らんまサイン(壁面サイン)
店舗入り口上部に、壁に直接設置するタイプの看板です。
この看板は「店名、業種、電話番号」など、
比較的少ない情報を入れることが多いです。
店舗の顔となる部分でもあるので、お店のイメージを伝えるのに役立ちます。
建物の外観と看板のデザインや雰囲気を統一することで、
お店のコンセプトを明確に伝える事ができます。
外照式と内照式があります。
●袖看板
建物の壁面から突き出して設置する看板です。
この看板は「店名、業種」くらいに絞り、
何をやっている店なのか、店名は何か を認識してもらうために
使うことが多いです。
道路に直角に2方向情報を出すことができます。
ある程度遠くから見る事ができるので、場所の特定など目印に役立ちます。
●スタンド看板
店舗の前に置く看板です。
両面タイプや片面タイプ、電飾タイプ、サイズも様々な物があります。
この看板は、お店に入店する前に見る看板なので、メニューなどの細かな情報を掲載することが多いです。
また、木などでオリジナルのスタンド看板を制作し、店名や営業時間など少ない情報を出し、
お店の個性演出を重視したタイプもあります。
店舗の敷地内に置く事は可能ですが、道路上に設置するのは違法となります。
●窓ガラスサイン
店舗のガラス面や、入り口ドアなどに、
カッティングシートを使って情報を掲示する物と、
インクジェット出力で写真などのグラフィックを綺麗に掲示する物があります。
このサインは「店名、営業時間、電話番号、メニュー」など、
近くから見るものなので、細かな情報まで掲出する場合もあります。
しかもガラス面に貼るだけなので、情報を変更したい場合など、
比較的簡単に変更することが可能です。
シート加工の場合は、情報伝達の役割が強く
インクジェット出力の場合は、活気演出や個性の演出などにも
応用可能です。
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看板の設置されている場所、看板の大きさなどにより、
入れる情報を整理していくことが重要です。
また、看板の個数でも情報の出し方は変わっていきます。
どうしても看板の中に、情報をたくさん入れて、お客様に見てもらおうという気持ちになってしまします。
もし自分がこの看板を「通りすがりの人の立場」になってみたらどうだろう?と考えてみてください。
たくさんの情報が看板に入っているから安心だ!さあ入ろう!となりますか?
看板がたくさん付いていて目立つし、派手だから入ろう!となりますか?
看板は情報を伝達するという役割も重要ですが、
それ以外に「お店の雰囲気、個性、活気」などを演出していくことも重要です。
デザイナー 矢島