6月2日(木)19時から東京・中野の「中野サンプラザ」研修室で、興和サイン主催のセミナーを開催します。
今回の講師は“言葉のテロリスト”ターザン山本さんです。
今では知る人ぞ知る存在のターザン山本さんですが、もともとはプロレス専門誌の編集長を務めて、プロレス業界とプロレスオタク達に絶大な影響を与えた人です(当社の代表・高橋や私も影響を受けました)。
ターザン山本さんは、プロレス以上に文学や映画が好きです。
記事の執筆ではプロレスの試合の表層だけを伝えるのではなく、文学と映画で培った洞察力と言葉による表現力でアジテーションしてプロレスファンの妄想を膨らませ、独自のプロレスの見方、楽しみ方をファンに提示して支持を広げていきました。
他の多くの記者・ライターは、プロレスマニアの目線でプロレスラーに接しながら試合リポートなどを書いていましたが、ターザン山本さんはプロレスラー自身が言葉にできない内面の感情を、プロレスラーに代わって言葉にしていくスタイルでした。
多くの同業者の方々が「ターザン山本の文章力、表現力にはかなわない」といった類の発言をしています。
また、ターザン山本さんは常に本音をぶつけてくる人です。
ちょっと普通じゃない観察力と的確でわかりやすい言葉で、建前ナシに目の前の人をズバズバと評価していきます。
これは個人的なことですが、私、青木は今から15年くらい前にターザン山本さんが主宰する文章講座を受講していたことがあります。受講生50名くらいの前で私はメンタル面についてずいぶんとダメ出しされました。ターザン山本さんがその場にいる人の人物評価をするとあまりに的確で、けっこうヒドイことを言うのですが、なぜかそれがエンターテインメントとして成立してしまうのです。初めてのときは面食らいましたが、不思議と嫌な感じはありません。
口では思いっきりダメ出ししますが、若い人相手には寛容なところがあって、当時25歳だった私は「受講生イチのダメ人間」との評価を下されましたが、それでもけっこう目をかけてもらっていました。
彼は単なる非常識な人ではなく、世間で常識とされていることや建前が嫌いなのです。世間の常識はわかっているけどそれには迎合しないので、部分的なところだけを見るとアナーキーな人ですが、他者への配慮や思いやりもある人です。
前置きが長くなりましたが今回のセミナーの趣旨は、ターザン山本さんの話を聞いて本音の言葉とはどういうものかを感じとってもらい、看板や広告のキャッチコピーに応用するために言語感覚を磨こう! というものです。
セミナーのタイトルは「言葉のプロレス、カウント2.99」
としていますが、どんな話になるかはまったくの未定。
ターザン山本さんいわく「その場の顔ぶれを見て何を話すか決める」とのこと。
2時間の講演と、その後の2次会もぜひセットでお楽しみください。
参加費はセミナーが5000円で、2次会もたぶん5000円くらいです。
お申込みは下記メールアドレスまでお願いします。