平面に描いた絵が、特定の位置から見たときは立体物に見えるような “トリックアート”とか“だまし絵”と呼ばれる技法があります。
この“だまし絵”を使った屋外広告や屋内でのプロモーションがたびたび実施されています。
こちらは東京の虎ノ門ヒルズに掲出された屋外広告です。
こちらは福岡のヤフオクドームで、ソフトバンクホークスのプロモーションの一環として実施された事例です。
正面から見ると、まるで床に埋め込まれた巨大なボールの上に立っているように見えますが…
横から見ると、こうなっています。
絵の造り方はたぶんいろいろあると思いますが、建築用のCADソフトを使う方法などがあるそうです。また、影の付け方や、屋内・屋外などの設置場所に合わせて最適な印刷メディアを選定すること(光沢とかマットとか)が重要らしいです。
これまでの国内での事例から、この技法によるグラフィックのアイキャッチ効果が高いことは間違いありません。店舗の看板などにも活用可能ではないかと思います。
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※このブログ記事を執筆した2014年8月の時点では、興和サインにはトリックアート作成依頼はほとんどなかったのですが、2018年1月現在は「トリック3Dアート」として興和サイン独自の3Dグラフックスを用いた看板作成の手法を確立し,、納入実績が蓄積されています。
興和サインの「トリック3Dアート」ついて