興和サインの代表、高橋芳文は看板業界専門誌『POP EYE』(総合報道)にて「看板業経営の実務講座」を連載していました。
その連載の中で、看板製作業者の現状を分析するために91社へ「業界構造の理解に関するサイン製作会社アンケート」を実施しました。
このアンケートを実施した背景には、
「お客様から、看板の価格がわかりづらい」
「複数の看板業者に見積を依頼したが金額の差が大きく、どの会社の見積価格を基準に考えればいいかわからない」
このような看板の価格に関する不満の声をたくさんのお客様から頂いたことが挙げられます。
看板業界には、平成元年頃までは、「看板の標準価格」「目標価格」「基準価格」が存在したのですが、これらは、独占禁止法の「不当な取引制限」に該当する行為だとされ、その後、看板業界の標準価格表は無くなりました。
平成11年に大阪屋外広告美術協同組合が独自に「販売価格の実態調査」をおこなっていますが、それ以降は、看板価格に関する調査は、おこなわれていません。
アンケートの結果を分析した資料を一部開示致しますので、興味のある方は、一読して、看板製作の参考にしていただければ幸いです。
まとめると、ある程度の規模、社員数10名以上、売上げ2億円程度、屋外広告士が在籍していて、建設業の許可を持ち、営業、デザイン、設計、製作、工事まで組織力で対応できる会社が安かろう悪かろうではなく、比較的良心的な看板価格を提示できる状況にあります。
