お客様に聞く – エンタメ看板  ヘアーサロンH2岡山

ヘアーサロンH2岡山(東京都武蔵野市)

ヘアーサロンH2の岡山さんは、興和サインのエンタメ看板「天使のオブジェ」をお店の屋根につけました。天使をつけるまでの経緯や思い、これからどう活用していきたいかなど、くわしくお話を伺いました。

目次

1.H2岡山について

― H2岡山について教えてください。

祖父の代から続く、創業90年になる理容室です。

以前はもっと駅寄りの場所にありましたが、9年前、現在の場所に移転してきました。それを機に、「H2岡山」という名前にしました。

H2とはヒューマン・ハーバーでH×2。人の暮らしを人生航路にたとえ、船が港に立ち寄って給水や給油をするように、休んだりひと息つける「人の港」のような場所ということで名付けました。理容を通じて、人さまに立ち寄っていただける、そんな港のようなサロンにしたいという願いを込めての命名です。

興和サインにつけていただいのは、天使のオブジェです。交差点の角にある当店の2階の屋根に、6人、並んで腰かけています。

エンタメ看板  ヘアーサロンH2岡山
仲良く並んで腰掛ける天使達。

2.「そこにあるだけで喜ばれる」

― 興和サインのことは、どこでお知りになりましたか?

日理(理美容用品の卸問屋)が主催する看板の勉強会があり、それに参加したことからです。勉強会では、高橋社長が講師を担当されていました。

その講義の中で、中目黒のラーメン屋さん「ぷかぷか」が事例として使われていました。私は、現場の雰囲気をどうしても生で見たくなったので、後日、中目黒にあるそのお店を訪ねました。

「ぷかぷか」のご主人に、訪ねて行った経緯を話すと、ご主人はものすごく感激されました。そして、「看板をつけて、まず、機が変わりましたね」と話されました。

お店の前でそんな立ち話をしていると、目の前を通りがかった女性がケータイで看板をシャメしているのです。その人はお店に入るわけでもなく、ニコニコしながら立ち去っていきました。

もちろん、商売も大事ですが、「そこにあるだけで喜ばれる」ということが、私にはとても素晴らしいことに思えました。

私自身、お店に来てくれる方だけがお客様ではないと、常々そう思ってやってきました。ですので、自分のお店にも、そんなふうに地域の人に喜ばれる看板をつけたい、これはもう機が来たなたと感じたのです。

3.移転してからの苦労の9年

― 「機が来た」ということを、もう少しくわしくお聞かせください。

お店の移転にまつわること、そして移転してからの9年間、いろいろな巡り合わせがありました。

以前の店は、道路拡幅のために移転を余儀なくされました。移転することは決まっていたのですが、移転する時期についてはずいぶんと思い悩んでいました。
そんな時、ひょんなことから中学時代の同窓生の訃報に接したのです。命が有限であることは知っていましたが、同い年の人が亡くなった──「そんな躊躇している場合ではないぞ」と、告げられたのだと思いました。

すぐに「移転をします」と手を挙げたところ、そのタイミングでなければ決して手に入らなかったであろう、今の店の土地を購入できることになったのです。

世の中には損得を超えたことがあるのだと感じ、その土地の利点を貪るようなことはするまいと決めました。そして、どうせ移転するなら、私達がここに来たことでご近所の方に少しでもいいことがあるようにと、お店の下に1トンの埋炭をして磁場を整えたり、営業日には毎日欠かさず周囲の掃除をしたり、人生の師と仰ぐ坂村真民先生の詩碑を建立したりもしました。

実は、現在の場所にお店を移してから、看板らしい看板はほとんど出してませんでした。縁あって店の設計をしてくださった方に、「看板を出すより中身だよ」と言われ、お客様のためになるよう、いろいろと考えてやってきました。ずいぶん苦しい思いもしましたが、結果的には中身の充実を図ることができました。
こうしていろいろなことを整え、経験した上で、興和サインに出会えたのですから、これは有り難いことだと思ったのです。

エンタメ看板  ヘアーサロンH2岡山
坂村真民詩碑「念ずれば 花ひらく」の前で(岡山さんと高橋社長)
エンタメ看板  ヘアーサロンH2岡山

4.なぜ、エンタメ看板をつけたのか

― 9年間、看板をつけないでこられたのに、またなぜ、天使のエンタメ看板を選ばれたのでしょう?

エンタメかどうかというよりも、高橋社長の「街になじむ」、「楽しんでもらう」、「喜んでもらう」という看板に対する考え方に惹かれたのです。それは、私自身にとってもキーワードでしたから。

「商売はお客様に楽しんでもらうもの、喜んでもらうもの」と思ってやってきました。以前から頭でそう考えてはいましたが、40年、この仕事を続けてきて、このところ、ようやくそれが腑に落ちてきたように思います。
ですから、“ひとに楽しんでもらいたい、喜んでもらいたい"という社長の気持ちが伝わってきたとき、こちらの予算内ならどんな看板でも、勧められたものをつけようと決めました。

これをつけて、うれしい副次効果もありました。

うちのカミさんにも、すごく喜ばれたことです。

天使の顔は、道路に向いています。でも、天使のおしり側は、うちのもの干し場なんですよ。カミさんは毎日、天使のおしりを見て、「あ、いた!」みたいなことをやってます。



奥様と物干し台から天使のおしりを望む

5.上を見上げて・・・

― この天使達を、今後、どのように活用していきたいですか。

これは高橋社長からのアドバイスでもあるんですが、天使に風船を持たせて、道ゆく人に見上げてもらえるような仕掛けづくりをしていきたいと思います。それも今日は風船2つ、明日は3つというように、見る人が「今日はいくつかな?」と楽しみになるようにね。

こうしたネタづくりを地域に提供していくことは、とても意味のあることだと思います。

店があって人が集い、店を媒介にして地域が活性化していく。それが、その地域に店があることの意義でもあると思います。

もう一つ。

このあたりの街はベッドタウンなんです。ですから、朝、仕事で駅に向かう人は、信号も無視して自転車をぶっ飛ばして行くんです。そして帰ってくる時は、「あー、今日も吸い取られた」みたいな様子で、みんなうなだれて下を向いています。

ですから、ここの前を通られる方がちょっと立ち止まって天使達をながめ、「さあ、これから1日がんばるゾ」というような気分になっていただければうれしいですね。また、うなだれて帰ってきた時には、そのままの気分を家庭に持ち込むと家庭崩壊につながりますから、それを防ぐ意味でもちょっと見上げていただき、「俺にも天使の心があるんだな」と、ほんの少し気持ちを切り替えて、それで家に帰っていただけたらと思います。

忙しい、忙しいとせわしなく先を急ぐ気持ちを、天使達を見上げることで横に置き、ちょっとしたゆとりを持ってもらえれば幸いです。

6.天使のストーリー

― 岡山さんから見て、高橋社長はどのような人ですか?

天使に風船を持たせるアドバイスもそうですが、売りっぱなしにしない、看板をつくっておしまいにしない方です。

これは私の商売でも同じですが、オーダーを受けてそのまま髪を仕上げるより、必要な時には「この髪質なら、こういうふうにされては」などとアドバイスをしながらやっていったほうが、ずっと満足度は高いんです。

今、高橋社長から一つ、課題を頂いているんです。それは、私の言葉で天使のストーリーを語れるように、ということなんです。

ファッションブランド「BATSU」を立ち上げたカリスマデザイナーの松本ルキさんも、はじめから服を売るよりストーリーを売れと言っています。ストーリー性というのは、ものごとを受け止めてもらううえで、とても大切な要素だと思います。

― ちなみに、岡山さんが心に温めている天使のストーリーをお聞かせいただけますか?

私の勝手な解釈ですが・・・この場所に移転してから9年間、七転八倒しながらも、地域への恩返しと思い、埋炭をしたり、きれいな水を使ったり、毎朝掃除をしたり、中学生の職場体験を受け入れたりと、地味な取り組みをいろいろ続けてきた。いつしか6人の天使たちが、「おまえ、がんばってるな」とういうことで、顔を見せに来てくれた、というものです。目に見えないことの積み重ねが、目に見える天使となって空から舞い降りてきたのだ、と。

7.今後の期待

― 最後に、興和サインへの今後の期待をお聞かせください。

私は、頼まれたわけでもないんですけど、いろんなところで興和サインさんのPRをしているんですよ(笑)。

上等な商売というのは人の紹介、紹介で広がっていくもので、宣伝や値段交渉で広がる商売は案外もろいと思うんです。

紹介の商売というのは非常に質がよく、価格競争の商売ではありません。ですから、いい商売をすれば、必ず人にしゃべりたくなりますし、しゃべりたくなることをやれば必ず広がっていきます。その商売の後ろには、必ずお客様を大切にするという原点がありますから、これまでのようにその原点を貫いていかれれば、さらにクォリティーの高い仕事になっていくのではないかと思います。

私の知り合いに、若いシステムエンジニアがいます。今、彼は郷里の知床に帰って、地域興しに温泉宿を始めることを計画しています。彼には、郷里に帰る前に、一度、30分でも高橋社長に時間をとってもらい、看板の相談をしてみてはどうか、と伝えました。

彼の他にも、起業を考えたり、夢に燃えている人が私のネットワークの中にもたくさんいます。いわば「看板候補生」達です。しかし、起業といっても、頭デッカチになってしまうと、空振りしやすい部分がありますから、そんな人たちが空振りする前に、高橋社長のような方に事業展開のアドバイスをしてもらえれば有り難いですね。

社長の言葉に共感した人がお客様になっていくわけですから、ぜひ、その輪を広げていってほしいと思います。

ソラカラ テンシガ マイオリタ
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ヘアーサロンH2のウェブサイト

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